K-POPをゆるゆると。

君は僕の宇宙

2016年個人的K-POP楽曲大賞①(ベスト10〜5)

イェーーーーーーイ!!!受験終わったぜ!!!!!!!!!!!
…という言葉で書き始めるつもりだったのですが我慢しきれず、センター後いまいち(というか全然)勉強に集中できていない自分に気付いたので受験が終わったらしたいことランキング、堂々の三か月連続1位だったひとりK-POP楽曲大賞を終わらせてしまってから国公立二次試験対策に挑むことにしました。大学受験を通して自分の甘ったれた根性も少しは改善されるかなあと思っていたんですが、驚くほどまったくもって何も変わってないですね。


とりあえず内容をざっと説明します。
2016年に発表された曲の中から、1枚のアルバムからは1曲のみという条件のもとでベスト10をランキング形式で選んでみました、というものです。iTunesの試聴リンクを貼りつけておいたので是非聞いてみて下さい。30秒程度なので読んでいる途中で途切れてしまいますが。
とりあえずApple Musicは神。TWICEを聞けないのは玉にきずですが、新しくリリースされた曲をすぐに聞けるだけでなくグループごとに代表曲をプレイリストとしてリストアップしてくれてたりするので、色んなグループの曲聞くようになって、改めてK-POPの音楽の幅の広さを感じたしEXOの音楽という領域をより緻密に自分の中で確定できた気がします。あとやっぱり韓国語って韻を踏みやすいですよね。特にラップだとそれが特長として目立ちますね。
ちなみに当企画はMAMAよりも数字、すなわちiTunesでの再生回数を尊重する方針ですのでご安心ください(だいぶ根に持ってる)

10位 Why So Lonely /Wonder Girls

Why So Lonely

Why So Lonely

  • ワンダーガールズ
  • K-Pop
  • ¥250

これ7月〜9月くらいまでかなりの頻度で聞いてたのに…もうだいぶ経つからこの順位となってしまいました。レトロで、なかなか見かけないレゲエ調の曲です。聞いたことない系統なのに妙に耳馴染みが良くてハマりました。なんだか落ち着いてるんですよね。肩の力を抜いてレコーディングされてる気がするんです。K-POPでレゲエって本当に珍しいと思うんですが、自分たちの文脈にきちんと取り込んでる感じがする。自分たちで作詞作曲したらしいので当然と言えば当然かもしれませんけど!それでも!
そういえば今年しゃいにも90年代をテーマにレトロなアルバムを出してましたが、レトロ流行ってるんですかね?
この曲を聞くまでWonder Girlsのことは本当に名前しか知らなくて、もちろん昔の曲はほとんど知らないんですがこの曲にハマりついでに再結成後に発表されたアルバムREBOOTを聞いてみたところ、なかなか好きな曲が多くてこれからも要チェックだなと思っています。たくさんの苦難を経て再結成して、デビュー9年目に歌うOPPA、すごくかっこよくないですか?あれ、とても可愛い曲ですけど、もし若いグループ、例えばTWICEが歌ってたらあざとくてなんだか鼻についたと思うんですよね。ある意味Wonder Girlsにしか歌いこなせない曲なんじゃないかなあと勝手に思ってます。
Why So Lonelyに話を戻すと、大人の余裕が感じられるおしゃれな曲です。初めて聞いたとき冒頭のあたりではサイゼに流れてそうだとか思っちゃったんですけど(笑)、メンバーが書いた歌詞も大人っぽくてやっぱり一皮むけたガールズグループならではの雰囲気があります。

9位 Soldier /テミン

Soldier

Soldier

One By Oneと迷いましたが去年の初夏にSoldierの聞きすぎで受験勉強に支障をきたしたことを思い出したのでやっぱりこっちを選びました。そもそも、Guess WhoといいDrip Dropといい、ほんとに事務所テミンちゃんのこと好きすぎだろって怒りたくなるくらい名曲ぞろいのアルバムでしたよね。ブルーノマーズから曲を買ってストックしておけるその財政状況には流石業界ナンバーワン!の一言。
5月にしゃいにコンに行ってその場でこの2曲を聞いて、予習していったPress Your Numberよりも聞き惚れてしまったんですが、っていうか去年Dangerの日本語版を用意できなかったから今年は日本語でお見せしたかったとかなんとか言ってくれるテミンちゃんが天使すぎてびっくりしたんですが、しゃいにコンが最高すぎた話は受験が終わってからじっくりするとして。

テミンちゃんがこの曲を気に入って自分で作詞したいと言って作詞したらしいですけど歌詞が神秘的な感じでめっちゃテミンっぽいと思いました。テミンっぽいというか、エッセムっぽいというか。あの事務所すぐテミンちゃんにピストルとか十字架とか合わせたがるじゃないですか。そういうのやらされすぎてちょっと性癖うつってもうたんかな…(察し)みたいなのはありましたね。
ソロ最初のミニアルバムも聞きましたけど、めっちゃ歌上手くなったし表現の幅も広がっててすごいなあと思いました。Aceと比べると格段に声が出るようになってますよね。(しつこいようですがOne By Oneと合わせて)テミンちゃんのボーカリストとしての一面を強く感じた曲でした。ただ最後のI was born to be a soldierをあの拍数で言うの、結構な無理難題じゃないですか?あんな涼しい顔して歌ってるようで実はテミンちゃんも自然体で歌えるように練習してたらめっちゃかわいいですね(オール妄想)。

実は少し前にテミンちゃんの日本語タメ口ラジオを聞いて以来、テミンちゃんの一挙手一投足褒めちぎり女になってしまいました。
youtu.be
これの40:22あたりからです。地球上のかわいいが全部詰まってます。下手にジルスチ○アートカフェでピンクの綿あめを溶かした飲み物を飲むよりもこのラジオをイヤホンで聞く方がダイレクトにかわいいを摂取できると思うのですがいかがでしょう?

パンサー向井「ここからはもうタメ口ね」
テミン「わかりまし…」
向「それ敬語です」
テ「わかたぁ!わかた!」

っていうやりとりがあるんですがいくらなんでもかわいすぎでしょう…。ほんとたまらんけど話が本筋からかなりずれてしまったのでこのラジオについてはもう何も言いません、ただ聞いてください。

あ、でもテミンちゃんのかわいさにも負けず、これだけはずっと言いたかったんですけど、Press Your NumberはふつうのMVだけじゃなくPerformanceバージョンの映像もiTunesで売られてるんですよ。しかも2つ!どうせ事務所が「うちのテミンもすっかり成長して異国の地でも一人でこんなにしっかり踊ってるんですよ~見て見て(はぁと)」って感じで出したんでしょうけどどう考えてもおかしいでしょ!!えこ贔屓もいい加減にしてほしい…。まあこんなに綺麗で踊れて歌えるアイドル、可愛がりたくなるのもわかるけどさあ…。ちょっと不公平じゃないかなあ…。

8位 데려다줄래(連れて行ってくれない?) /EXID

데려다줄래

데려다줄래

これーーーー!!!マジで最高では???(まだ8位)ただ上に貼ったiTunesの試聴ではラップが多めのところが切り取られてるのが惜しいです。実際もっとヒーリングソング寄りなのに…。
EXIDって、もちろん私もうぃあれのエロダンスで知った(ヒチョルとハニちゃんがバラエティで絡んでるのと、正確にどっちが先だったかは忘れたけど)し良い曲が多いのはなんとなく知ってたけどそういう賑やかな曲調がメインなのかな~って思ってたんですよね。同じアルバムのL.I.Eもその路線だし、サビが頭から離れなくなる中毒曲なのであんまり聞かないようにしてたんですけどL.I.Eも好きです。
というわけで私にとってはEXIDっぽくない曲だったんですが、この曲(未だになんて読むかわからん)のすごく優しい歌声が返却されたテストの点と冬の寒さにこごえる受験生の身にすごく沁みるんですよね…。最後にはI like you.の繰り返しと極め付けのI love you just the way you are.ですよ!!ほんまにありのままでいいんか!?!!!ってなります。
歌詞は、いま初めて訳を見たんですが、めっちゃ健気でいじらしい彼女の歌でした。ほんと健気すぎてびっくり。ピクニックデートの時にお弁当作ってくれそうな彼女像がここにありますね。セクシーダンスで売ってたはずなのにあまりの振り幅に驚きを隠せない…。あとショートカットのヘリンちゃんがかわいいですね。
さっき見たら2012年デビューなのにこれが初めてのフルアルバムだったって、比較的(まあSMはハイペース過ぎておかしいっちゃおかしい)寡作ですよね?今年はEXIDの曲をもうちょっと聞いてみようと思います。

7位 BERMUDA TRIANGLE(feat.Crush&Dean) /ZICO

ZICOって、 どういう人なのかあんまり分かってなかったんです。
まさかBlock Bのドンだったとは……。そもそも、文字的に似てるからBTOBとぶろびは兄弟みたいなもんだと思ってたわ……(どんだけエッセム以外に目を向けてなかったんだって話)
ぶろびの曲よりZICOの曲の方がメロンで売れてるってやばくないですか?韓国の大衆にとって本当にZICOがアイドルの枠を越えて受け入れられてるってことですよね?
で、この事実を知ってびっくりした数日後くらいに新曲が出て聞いてみると、その歌詞がめちゃくちゃドヤっててかっこよくて見事7位ランクインというわけです。ひと昔前の本田圭佑みたいな切れ味がありますね。

私が一番惹かれたのは、
「言いがかりが目的のリビューやインタビュー So cute 憂鬱なときに見るとちょうどいいんだよ」
ハァ~~~??何それ??最高なんですけど~~?????めっちゃかっけえ。

Crush、Deanとフューチャリングしてるんですが全員92年組らしく、「ひとつに集まってりゃ黙ってたってコンテンツ 何が起こったんだ92年には」っていう歌詞まであるんすよ…やっぱり自前で曲書くアイドルの強みを感じます。
「ぽんと出したと思えばBoom わずか数年後には掌握したMedia」「お前ら腹立つならネットに繋いでみな」「気持ちいいぜお前の頭上の空気」
こう並べてみると割とイラっとくるけどここまで言えるのすごいなあ、と感心しきりです。チャニョルも92年組なんでMAMAでこのステージに対するチャニョルのリアクションめっちゃ楽しみにしてたんですけどまさかの衣装替えにかぶるという…。バンタンはめっちゃ盛り上がってましたね。こんなんトップアイドルが見て絶対楽しいでしょ。チャニョルはこういうの絶対好きだと思ったんですけど本当に残念。

ZICOはぶろびでも他でもバンバン曲出してるみたいだし、YGの曲自作主義はいいがリリースが少なすぎるという欠点を克服してますね。いろんなところでアイドルの自作曲が増えてきて嬉しい。
あとDeanくんがえくそのBlack Pearlの作曲者って知りませんでした…。びくすのVoodooも作ってるって、若いのに本当にすごいですね。

6位 All Mine /f(x)

All Mine

All Mine

All Mine!!!!
f(x)の全楽曲の中でも三本の指に入るくらい好きです。聞いてほしいのは試聴リンクにあるサビじゃなく初っ端のAメロとアンバーのラップなんですけどね…なんならサビは間奏だと思ってるし…。
耳馴染みが良すぎでは???一回聞いて印象に残るようなRed Light系の曲ではないけどロングランになるタイプですね。私の中ではセブチの20も同じカテゴリの曲です。飽きがこなくて、お気に入りのスタメンプレイリストからなかなか落ちない感じ。
インパクトが大きい曲は何回か聞くともうお腹いっぱいになってしまうんですよね。えくそで言うとWolfとかMAMAとか、日常的にまわすプレイリストに入れるどころかもう音源だけで聞こうとは思わないもんなあ。あくまでも個人の意見ですけど。

SMの音ゲーやりながら自分はえぷの曲が好きだな、と気付いて結構聞いたりしてたんですけど、本当に素材がいいグループだなって改めて思う曲でした。やっぱりそこがきちんとしてるからどんなコンセプトでも映えるんだなあ。
すごく声が綺麗なんですよ。シンプルな構成だからこそそれが目立つ。しかも4人の声がそれぞれ聞き分けられるんですよね。歌詞はあなたのことが好きすぎてうまくふるまえないみたいな感じで、こういうのって王道ではあるんですがアイドルソングの原点みたいなとこあるじゃないですか?まあ日本の、っていうか秋元康の、だけど。
歌詞はそもそも全体的にファンタジックな雰囲気をかもしつつ直球でかわいいことを言っているのですが(歌詞を見ると実はEXOのなびそにょと若干似てるかもしれない)、アンバーのラップ部分が特にすごくかわいいんですよ。その中でもアンバーのラップの最後の「それそれしゃんど もっどぅげ(と私には聞こえる)」というところの発音のかわいさが猫みたいでとにかく凄まじくて、本当に一回聞いてみてほしいです。

あと、トロットにまで手を出したあたりかなり設立の動機のあたりが謎だったんですけど、2016年は正式なカムバをしなかった少女時代とf(x)がそれぞれSM Stationから新曲を発表したっていうのは、Stationは活動があまり活発でないグループのファン離れを阻止するための役割も担ってるのかなあと思いました。ソシ、SJのメンバーとか結構個人で出てましたしね。もちろんそういったグループに限らず、えくそやレッベルといったまだ本格的なソロデビューはなさそうなグループのメンバーでも安易にソロ活動をさせてもらえる場があるのはファンとしては嬉しいことです。
曲だけじゃなくMVも作ってましたしかなり予算を食いそうな企画ですけど2017年も続けるんですかね?

5位 Winter Heat /EXO

Winter Heat

Winter Heat

  • EXO
  • ポップ
  • ¥250

今年のアルバムEX'ACTとやら、活動曲以外ぜんっぜん好みじゃなかったんですよね!!!!マジで!!実際コンサートで聞いて好きになりかけた曲もあったのでちゃんと聞きこめば好きになれたのかもしれないけど今年は色々なグループの曲に手を出していたのでまあ無理して好きにならんでもいいかな、と諦めてしまった結果ウィンターアルバムが出る前のランキングではえくそが1曲もランクインしてなかったんですが、幸いなことに今年のウィンターアルバムが私の中でかなりヒットだったので2016年いい感じで終われてよかったです。
収録曲のFalling For Youの冒頭なんですが、ボーカルメンが「Ooh ah ooh ah」って美声を響かせた後チャニョルが控えめに「Ooh ah ooh ah」って歌うのめっちゃかわいくてつい巻き戻ししてしまうのはあるあるですよね??

てな具合で、いくつか他の曲とも迷いましたが全体的に耳に残るメロディーや構成だったところからWinter Heatにしました。ラップでチャニョルもセフンちゃんも「えっそ」って言うのになぜか性癖くすぐられました…めっちゃセクシーやん…?
LOVE ME RIGHT以降では三本の指に必ず入るくらい好きです、とか言い始めると本当に5位でよかったのか?と迷いが出てきますが(笑)、かなり考えた結果なのでもう順位は変えません。
ちょっと話を変えると、えくそは最近、歌詞を要約すると「君のことが好きすぎてやばい」だけでおさまってしまう曲が多いように思えます。私はメロディが気に入れば歌詞はあんまり気にならないタイプなんですが、それでも(笑)

パート分けについて話すと、初期と比べてチャニョル、シウミン、カイくんの歌唱力が向上したこともあってその三人のパートが増えてきた(と同時にスホさんのが減った)気がするなあ、と漠然と思ってたんですが、この曲は本当にみんなで仲良く歌パートを分け合ったなあと思いました(MAMAの大賞を三者痛み分けにした件については激怒した癖にこれについては関係ないので文句ひとつ言わないセフンペン)。贅沢な感じがしてこれはこれでいいですね。やっぱり初期からのボーカルメンはなかなか強いですが。
ファンとしての贔屓目ももちろんありますけど、えくそは本当にボーカルの声が多彩だなあと最近特によく思います。セフン以外の全員が歌いますし、そりゃ8人もいて全員同じ声なわけもないんですけど、チェンがメインボーカルでいてくれることのありがたさは折に触れ感じますし、レイさんとカイくんの声はアクセントというか、メロディの転換点に入れられるとすごく映えると思うんですよね。ただカイくん色が強すぎる曲も近頃出てきたように思うのでちょっとそこらへんのバランスはもうちょっと考えてみてほしいかな。テミンちゃんみたいな歌って踊れるセンターにしたいのか知りませんけど、左手薬指にペアリングつけてるようなメンバーのパートが増える一方って、他のメンバーに対していくらなんでも示しがつかないでしょ…。別にカイくんのアンチではないけど、そのあたり気をつけてる他のメンバーが報われなくないですか?


さて、楽曲大賞のつもりがまさかのえくその悪口で終わりとなってしまいますが、長くなるのでここでいったん区切りますね。
ちなみに2017年始まってまだ3週間ですが今年リリースされた曲の中ではNCT 127のHeartbreakerがすごくいいと思います。ダンスが揃っているNCTも気になるけれどあまりにひどいスタイリングを見るとなかなか踏ん切りがつかず、本格的には手を出せないでいるセフンペンです。今年もどうぞよろしくお願いします。

続きを書きました。
hzttt.hatenablog.com

こじらせたタオペンがEXO'luXionに行った結果、EXOに毒気を抜かれてPromiseに心を洗われて帰ってきた件

さて、今から私がタオペンとEXOペンの二足のわらじを履くことに決めるまでの経緯(全然大したもんじゃなくて一言でまとめるとPromiseという名曲のおかげ)をだらだらと書きます。めちゃくちゃどうでもいいし字数だけでいうと小論文かってほど長いし何より無益だけど頑張って書いたので誰かに読んでもらえると嬉しい。

EXO'luXion大阪3日目に行ってきた。みんなめちゃめちゃパフォーマンスも日本語も頑張ってた。最初の個人挨拶を全員がフルで日本語で通したのは本当に凄いし、みんな忙しかったろうに勉強頑張ったんだなあと胸を打たれた。 
 
私はずっと自分の世界に閉じこもってばかりいて、次々にClose宣言を出すタオのペンカを漁って躍起になって「EXOのタオ」の画像をかき集めたりYouTubeで動画を見たりで過去を振り返ってばかりいたので(まさにPromiseの歌詞の通りで耳が痛い)、あれからもう半年以上経ってるっていう感覚がなくて、すでにタオの残り香さえないEXOの雰囲気とそのあまりの呆気なさにとにかく驚いた。
それと同時に今回EXOというグループの全体を初めて見て、メンバーの初めて知る魅力に驚き通しの3時間だった。パフォーマンスやMCが進化してたのはもちろんだけど、私が好きだったEXOがそっくりそのまま残されてることにすごくびっくりした。ひとりふたりいなくても根底にあるオーラや雰囲気は揺るがないものなのかと、寂しいような嬉しいような複雑な気持ちになった。
 
私は元来コンサートでは推しの子に双眼鏡ロックオンするタイプで、近くで手を振る他メンより遠くの推しの踊ってる後ろ姿を優先してたから推しのいない今、序盤は誰を見ればいいのか分からなくてすごく戸惑った。
スクリーンを見ることが多かったけど、要所要所でカメラに抜かれるカイくんの表情の作り方はアジアのトップスターたるEXOのセンターにふさわしく本当に見事だった。首をかしげて口角を片方だけ吊り上げるかっこつけ笑いがあんなに様になる人そうそういないよなあ…
と言いつつセフンの髪型があまりにも完璧で、行く前はカイくんカイくん言ってたくせに結局途中からはセフンばっかり見てた(笑)Baby Don't CryをBGMに水浸しで踊るセフンは水もしたたるいい男過ぎだったしアンコールでグッズのパーカーのフードかぶってるのも私の好み直球どストライクだったしこれ以上好きにさせてヌナのことどうするの?って感じ(ヌナじゃない)
中盤からはセフンが近くを通れば無意識にセフンに双眼鏡をロックオンしてしまってて、自然にこんなことしてる自分がタオに対して薄情に思えたしセフンにキャーキャー言いつつも妙な罪悪感を拭えず、妙に居心地が悪かった。予想とは裏腹に(行く前は本当に見るのが嫌で行きたくなかった)コンサートを楽しめていたのもこの時間が終わってほしくないと心から願っていたのも事実だけど、もう終わりにしようかと決めかけていた。
 
だから正直Promiseが無ければ私は、心置きなくEXOから離れられてたと思う。でもPromiseを歌われて、お恥ずかしながら私は初めてその日本語訳を見たのだけれど、歌詞があまりにもリアルなところを突いてきて痛いほど心に刺さって、私が勝手に逆恨みしてたチャニョルのラップで心を動かされて泣きじゃくって、タオのいないEXOにずっと抱いてたわだかまりのようなものが消えた気がした。
特に歌詞の内容といい抑揚のつけ方といいチャニョルのラップの迫力が尋常じゃなく、まるで心を鷲掴みされて直接訴えかけられているようで、頭をガツンと打たれたような衝撃だった。
EXOほどになればファンが1人や2人いなくなっても痛くもなんともないのは重々承知してるのに、そういったやさぐれた心を癒して、純粋にこの人達のことをもっと見たい知りたいというファンになったときの初心を思い出させてくれて、さらにはすごく痛いことを言うと、あのEXOがちっぽけな私個人に向けて、どうかずっとEXOのファンでいてほしいと言ってくれているようにも聞こえる曲だった。名曲すぎて言葉が見つからない。現実逃避してLOVE ME RIGHTの収録曲はただの一度も聞かなかった事が本当に悔やまれる(笑)
 
そしてタオがいなくてもほとんどパーフェクトだったEXOを見て、もうタオとこの人達は絶対に交わることがないという事実を骨の髄まで思い知らされたことも踏ん切りをつける一因になったと思う。
それに、前回も今回も、毎度毎度最初に準備していた人数からツアー途中に必ず誰かが欠けて構成が変更になっているけれど、このことはメンバーにとってどれほど苦痛だったのだろうと考えるようになり、残された側の痛みを推し量ろうとすればするほど、そもそも違う道を歩んでいる別の個体をもう一度押し戻してほしいと願うことがその人の穴を埋めようともがいている残された側にも、そこから出て行くという大きな決断に踏み切った側にも、どれだけ失礼なことかようやくわかった。
 
私は、これまでタオが脱退した後メンバーたちのことを一切考えず自分の都合ばかり振りかざして物事を考えていた。今も尚タオとメンバーが何らかの繋がりを持っていると考えたかったし、それ以上に誰かが空席となったタオのポジションを埋めることを「奪われた」かのように思い毛嫌いしていた。グループとして機能する以上仕方がないことなのに、それがどうしても受け入れられなかった。
 
今年のSMTOWNでチャニョルがタオの代わりに、WOLFでスホさんの後ろで3人が肩組んでる中の真ん中の、タオがいたポジションにいるのを見たときは本当に許せなくて悔しくて涙が出た。
もしタオがいたらタオがしてたであろうLOVE ME RIGHTのChinese.verのラップをしてたのと相まって、チャニョルのことを勝手に逆恨みしていた。
流石に私だってチャニョルが多忙な中短期間で、おそらく歌詞の意味もわからないままラップを身につけるのがどれだけ大変だったか少しも想像がつかないわけじゃなかったけど、それよりもタオとは正反対のチャニョルの低い声がLMRの曲調にすごく合ってるのが一層忌々しさを募った。
 
もちろんそれはまったくの筋違いな逆恨みで、メンバーはただの一ファンの私よりもずっとずっと傷ついて苦しんでたんだなあと、そんなの当たり前のことなのにPromiseの2番の歌詞を聞いて、さらに家に帰ってから改めてPromiseの日本語字幕つき動画([FMV] EXO - Promise(約束) 日本語字幕 [修正版] - YouTube)を何度も見返して、その動画の中で涙を流すメンバーたちを見て、ようやく心の底からそのことに気付けた。
 
脱退後のタオの行動に疑問を隠さずにはいられなかったのは事実だけど、無心にタオをなんでもかんでも正当化しないとその不信感を乗り越えてタオを好きでい続ける自信がなかったのかもしれない。誰に強いられたわけでもないのに、あの時はEXOを抜けた後もタオのファンでいないと、という強迫観念をすごく持ってて、誰に頼まれてファンやってるわけでもないのにひとりよがりに葛藤してバカみたいだったなと思う(笑)
なんだかんだ言って今もタオにしか抱かない類の感情(表現キモすぎですみません)があるのは確かで、タオペンをやめるつもりは毛頭ないし、今でも大学生になったらいつかタオと遭遇したときのために第二外国語で中国語を選択するの(はぁと)というお花畑思考なのは変わらない。
 
EXOの方に対しては、ファンクラブは更新しなかったから今更入り直すのも…とすごく迷ってたけどこの記事を書いていて、タオペンでい続けてEXOもゆるく応援し続けるというスタンスでいこうかなあと心を固められた気がする。所謂掛け持ちだし体裁は悪いかもしれないけど、単純に、進化し続けるEXOを毎年この目で見たいと思ったからまあ自分の気持ちに嘘はつかないで正直に生きよう、このままいけるところまでいってみようかと吹っ切れてしまった。
 
amazonのアプリを開くたびLOVE ME RIGHTの日本盤の広告が出てくるのが憂鬱で憂鬱でたまらなかった2週間前の私がこの有り様を見たら腰を抜かすだろうけど、なんといまの私はEXOの活躍をもっと見たい、ベクの綺麗な歌声も、もう変にとがった気持ちで聞く必要のなくなったチャニョルのラップも、SHINeeのように上達していくであろうEXOの日本語も、もっともっと聞きたいと思ってる(笑)
 
コンサートに行かなければEXOの真の魅力にも気付かず、これから日本で活動を展開していくであろうEXOを苦々しく思い続けるところだったのかと思うと、絶対にコンサートに行ってから決めた方がいいと助言してくれた、私をK-POPに引きずり込んだお友達にはこれからも頭が上がらないのは確かかな(笑)いつも本当にありがとう。
 
EXOから目が離せないのは間違いないので、おとなしく一からペンカさんたちをフォローし直してEXOペンとして出直すことに決めました!!
ということで、とりあえず今日はここで締めることにします。

追記
Promiseがチェン作詞ということは知ってたけどラップ部分はチャニョルが、作曲はレイさんが、ということは知らなくて、
「すでに破ってしまった約束のせいで信じられないことは分かってる それでも君のそばで生き続けたい あの頃のように幸せになるのを祈って」
という私の涙腺を最も刺激した歌詞のひとつ(訳は上に載せた動画から引用させていただきました)を考えたチャニョルがこれをソウルで披露したあと、ペンもメンバーもなみだなみだで公演を終えて決意を新たにしたそのあとに、タオで抜けた穴を埋めるために奔走したのかと思うともうなんか…どんだけ辛かったんだと……。
インスタでタオをアンフォローしたりタオのパートを引き継いだりしてるのを知った時、自分の無知さの上に堂々とあぐらをかいて穏やかでない言葉を吐いた自分が情けなさすぎて、本当に申し訳ないという言葉では到底足りないくらい反省で胸がいっぱいで、ほんと私どうしようもない奴だ…ごめんなさいって何回言っても足りないですね…
こんな奴が「Promise最高( ; ; )EXO最高( ; ; )これからもついていく。。」とか言ってるのあまりにも滑稽で片腹痛いわ…はあ…本当に最低だ…という懺悔の気持ちに押しつぶされそうなところです…後味悪いブログになりましたが今度こそ以上です…。チャニョルさん本当にすみませんでした…。