K-POPをゆるゆると。

何十回でも何百回でも一目惚れさせてよ

新しいSHINeeを見て門外漢が思ったこと

最初に言っておきますが、タイトルに「門外漢」とつけたので、心置きなくファンでもないのに好き勝手言わせていただきます。結構辛口なので、傷つくかもしれない人は読まないでください。
ちなみに私はSHINeeの直近のドーム公演に3回連続で行って、日本語の曲はだいたい全部把握していて、韓国語の曲もそこそこ判別できるくらいの、なんていうか「SMTOWNでSHINeeが好きになった人」の典型です。昨年は本気でハマろうとTwitterで6つくらいペンカ等のアカウントをフォローしたりライブDVDを定期的に見たりしてたけど、私生活で消耗してアイドルに熱中するだけのエネルギーの余剰がなかったがためにその試みは頓挫してしまいました…ちなみにキーくんが好きです。

自己紹介はこの辺にしておいて、2/26に東京ドームで4人のコンサートを見た感想を一言で表すと、「演出、流石にそれはまじでないぞ!!!」

ということで、3ヶ月以上経った今でも30分憤り続けられるくらいありえないと思った二大ポイントを紹介します。

①ジョンヒョンのスライドショーが謎のポエムつきで流れる
もともと誰かが亡くなったときに大人がよく言う「その子の分まで生きるという気持ちで頑張って」という言葉が死ぬほど嫌いなんですよね。その子の将来の夢と私のとは絶対違うだろうによくもそんなことが言えるなあ、と。例えば生前医者になりたかったとして、友達が旦那さんに愛されて子宝に恵まれて専業主婦としての人生を謳歌してるのを天国から見たところで全然感慨湧かないでしょ。せいぜい「幸せそうでよかった」くらいだよね。「その子の分まで」とは時間のこと?幸福度のこと?多分あまりに定着してるから、口馴染みして特に強い考えもなく口にしている大人が大半なんだろうけど、最初に言い始めた人間がサイコパスなのは間違いない。

冒頭から関係ない話題にキレているのを見てドン引きした方もいるでしょうが、話を戻すと、あのポエムの中で「SHINeeに出会えたのは幸せ」みたいなメッセージに一番苛立ちました。それは運営が言っていいことじゃないでしょう、と。このコンサートを見てからファンが決めることだよね。無神経というか押し付けがましいというか…この案が通ったことに何より驚く。書いた人の人間性とかより、会社としてこれにゴーサインを出したのがなかなかすごい。意味がわからない。刷り込みのつもりなのだろうか。

それと「君が君であることを頑張ってたように私も頑張る」みたいなのもパンチ効いてたなあ。1万円以上払って努力の押し売りならぬ努力の押し付けをされる。すごくない?なんで悲しみの形は人それぞれなのに、なんでファンのあるべき姿はこれですよ〜みたいなのを提示されないといけないわけ?これは何ハラって呼べばいいのかな???
仮にもコンサート中にスクリーンで流す文章なのに。私は人よりも運営の影が薄いことを望む人間だという自覚はあるので、これが総意だとはさらさら思わないけれど、個人的には各メンバーが出した韓国語の文章の和訳くらいでよかった。それくらいの中立性を保ってほしかった。運営が勝手にファン目線でファンに語りかけるのはおこがましいにも程がある。ふつうのコンサートDVDのメイキング映像でさえ、いちいち「いたずらするテミン!私はそんなテミンも、踊ってる時とギャップがあって好き。」みたいなテロップ出てきたらドン引きするでしょ。


②最後の最後でスタンドマイク5本出してくる
いやいやいや、メンバーがさっきポジティブに今後を見据えたコメント言ったところやん???なんでまた振り返るねん????
気持ちよく前向いて終わろうよ。それをやるならせめてメンバーのコメントは曲の後にしてほしかった。観客が一番関心を持っているのはメンバーが大丈夫かどうかなわけで、そのメンバーが今後の予定を話してくれて少し安心したところでまた死に浸るという。こういう風に上げて落とすのは、「メンバーもファンも気持ちを区切る場が必要」という、このコンサートが徹底的にジョンヒョンの死にスポットライトを当てることの大義名分に反してるから本当にやめてほしい。結局商業主義かよってなる。

その上、なぜかジョンヒョンのスタンドだけ薔薇がついているなと思っていたら、最後にメンバー4人がマイクスタンドに薔薇を挿して去るという。反吐が出そうだった。美談にしてんちゃうぞ。ジョンヒョンは事故で亡くなったんか?心臓発作で亡くなったんか?それでこれは24時間テレビなんか?違うやろ。倫理観お母さんのお腹に置いてきてしまったんか?
「ずっと一緒だよ」みたいなメッセージを込めたつもりなんだろうけど、いくらなんでもコンサートの最後でそれをやるなんて。観客はそれを反芻しながら最後のVTRを見て帰り支度をするのに。これからの活動を考えるならハッピーエンドにするべきだったでしょう。間違いなく。


そのほかにもかつてないぐらいの超絶スピードで映像化されそうなあたりとかも気持ち悪くて無理。確かに1年経てばあの演出はなかなか宗教じみててファンの人も引いた目で見てしまいそうなのではと憂慮する気持ちもわかるが、あそこまで突き抜けた強調の仕方は会社として決定したことなんだし腹をくくれ。1年後でも変わらない感情で見ることができるほど、メンバーの感情と言葉だけを小綺麗にまとめたライブじゃなくて、焦点を絞りまくって人為的にその場にいるファンの心を最大限揺さぶろうとしたライブにしようと決めたなら、風化しないうちに早く映像化しようとかいう魂胆を見せないでくれ。ライブでその臨場感を出したいけど時間差でDVD出したら売れなさそう…でも臨場感も売り上げも両方欲しい!って流石に欲張り過ぎじゃない?人の死で飯を食おうとするな。


ただ、メンバーは本当に頑張ってた。前半はみんな心ここに在らずといったような、見てて不安になるくらい空虚な表情でファンサービスもあまりしていなかったのが後半は一転して笑顔を振りまいてファンサービスにも積極的になっていつものコンサートみたいに振舞うというのは、悔しいけど本当に賢い手法だなあと思った。
ジョンヒョンを弔う時間というのをわかりやすく設けてその後はメンバーたちに明るくさせたら、前半とのあまりの違いから「なんだ!案外4人でもできるのか!」という考えに至りやすくなる。ただこういう風に商業的な目論見がたやすく透けて見えるのが浅ましく感じて、こんなにも嫌悪感を抱いてしまうのだろう。

テミンちゃんがジョンヒョンの高音パートを受け継ぐパターンが多かったように記憶しているけれど、かなりボイトレを頑張ったようで予想の何分の一ほどしか違和感がなかった。Viewのジョンヒョンのソロパートは本当に大好きだったので、会場に足を運ぶ前から危惧していて、本番もかなり注意深く聞いたのだが、驚くほどあっけなく耳を通り抜けていってしまった。
オニュはなぜかシャーロックでパートを割り振られすぎて3分の2くらい歌う羽目になった結果、もともと自分のパートだったところで派手に音を外していて可哀想だった。あの激しいダンスの曲でこんなにパート偏らせるのは間違っていると思う。
キーくんも全編通してあんなにガシガシ踊ってるのはそれまで見たことなくて惚れ直したし、もちろん歌唱力もばっちり上げてきてたし、テミンちゃんが金髪で前髪を全部ベレー帽にしまってたのは性癖ど真ん中だったし、ミノは眉毛が太かった。ちなみにこれはオチをつけたわけではなく、ミノに関しては本当に「眉毛が太い」以外の記録が残ってなかった。まあこの真実こそ言わない方がよかったんだけれども。ミノごめん。ミノの「キセキ」はK-POPファンでもなんでもない人に見せて賞賛を強要したことがあるくらい好きだから許してほしい。

さて、そして新曲のGood Eveningを聞いて思ったことを少し。
なんでこんなしっとりバラードにしたんだろう…不謹慎にならないようにかな?でもシンプルなバラードなんて、歌声だけに注目が行くのに。しかもサビは「デリロガ」の繰り返し。同じ歌詞の繰り返しでも、ジョンヒョンがいたらどんなに多様性が出たことだろうかと、いい曲だからこそ足りない部分が目についてしまう。

そう考えると、そうなったのはたまたまだけれども、4人で活動を再スタートさせるのにコンサートという場はベストな選択だったと思う。視覚要素が強いために声だけに集中できないし、掛け声もあるし、かなり誤魔化しやすい環境である。そんなコンサートの場でさえ、自分が間奏の後にジョンヒョンの色気を帯びた歌声で急に聴覚が引き戻されるのが好きだったのだと痛烈に実感したのだから、イヤホンで聞くとなるとかなり大きな違いを突きつけられることになってしまうだろう。


ざっと1時間半で書いたのでかなりクオリテォが低く、敬語とタメ口と関西弁が入り混じっていて読みにくいことこの上なくて申し訳なかったです。ここまで読んでくださった方は本当にありがとうございました。
結論としては、メンバーの努力は見て取れるのに、どうも運営のやり方に賛同できなくてこれからSHINeeのライブに行くかどうかは怪しいな、というのが率直な気持ちです。メンバーの努力を台無しにするような選曲してどないすんねんほんまに。

※ここは個人の感想の捌け口に過ぎないので、過去を振り返るどころか憤ったままのアングリーエンドでも許してください